週の後半あたりから続々と梅雨明けするらしい。いよいよミンミンゼミが鳴き始め、いよいよ夏本番がやってくる!
しかし梅雨が明けると暑さが尋常じゃなく、週4回のランニングが地獄の時間となる。1回のランニングは10キロなのだが、最近は3キロくらいはウォーキングとなっている。ランニングを行っている理由は、会社をやめて3年が経つのだが、体重の増加が止まらない!会社員時代は単身赴任をしていたので、昼食は社食で済ませ、夕食はサトーのご飯パックに玉子納豆とシャウエッセン、もしくは大量のサラダを作りそれだけで済ませることが多かった。そのせいか体重コントロールはほぼ一定に保つことができた。しかし現在は自宅で妻が2食(朝は食べない)を用意してくれるので、食べ過ぎる事が多い。しかもデザートやらおやつまで食べることが習慣化してしまい・・・60キロだった体重が、今は68キロになってしまった。週4回のランニング(ウォーキング含む)と週4回のジム通いでもこの状態だ。何もやらなかったらあっさり70キロに達してしまうことはあきらかである。そのため梅雨が明けてもランニングをやめることができないのだ。(食べることを抑えればよいのだが、それがなかな・・)
健康の維持は兎に角大変なのである。楽しく充実した老後を目指すため、日々研鑽するしかない。熱中症にでもなってしまったら本末転倒という気がしないでもないのだが・・・
入るべき保険は何か
住宅には火災保険、自動車には自動車保険は必須、必要に応じて地震保険、賠償責保険や傷害保険への加入を考えれば問題ない。住宅ローンを組むには火災保険が基本必要だし、そもそも万が一火事になった場合どうしようもない。また最近の天災における災害の被害を考えると地震保険は必要だと思うが、保険金がおりにくい(支払事由とならない)。自動車に乗るなら自賠責保険は強制保険であり、万が一を考えると対人、対物は必須(車両保険はどっちでも)。海外旅行に行くときには短期の海外旅行保険にはいればいいし、子供が自転車に乗ってる家庭の場合には個人賠償責任保険に加入すればよいことだ。
問題になってくるのは「生命保険」と「医療保険」だ。保障の範囲により、金額が大きく変わってくるからだ。そもそも必要なのか? 必要保障額はいくら必要か? 必要な医療保険は何か?
生命保険
生命保険は①死亡保険、②生存保険、③生死混合保険の3種類に分けることができる。
①死亡保険:被保険者が死亡(高度障害)した場合に保険金が支払われる保険。
定期保険、終身保険等
②生存保険:一定の期間まで(例えば60歳とか)生存した場合に支払われる保険。
個人年金保険等
③生死混合保険:死亡保険と生存保険を混合した保険。
養老保険等
koma的考えでは生存保険と生死混合保険は必要ないと考えている。理由は利回りが低すぎるからだ。自分なら迷わずNISAやiDeCoに投資する。
①の死亡保険は必要保障額を計算し、必要なら加入するし不必要なら加入しないか、解約する。
それでは必要補償額を算出するのはどうしたらよいのか?
総収入ー支出総額 がプラスなら加入する必要がなく、マイナスならマイナス分が必要保障額となる
末っ子独立までの遺族生活費 現在の生活費の70% ※夫が死亡した時からの計算 | 末っ子独立後の配偶者生活費 現在の生活費の50% | その他必要資金 ・教育費 ・住居費 ・自動車関連 ・葬式代 ・予備費等 |
社会保障や企業保障 年金・遺族年金・退職金 | 保有金融資産 貯金・株式・NISA・iDeCo等々 | 必要保障額 生命保険等で補うことが 必要な金額 |
※必要保障額が最大になるのは末っ子が誕生した時となる
例題 1.波平(夫)さんの死亡後からサザエ(長女)さんが独立するまで(22年間)の生活費は、現在の生活費(月額30万円)の70%とし、サザエさんが独立した後のフネさんの生活費は、現在の生活費(月額30万円)の50%とする。 2.サザエさんの独立時のフネさんの平均余命は、35年とする。 3.波平さんの葬式費用は、250万円とする。 4.サザエさんの教育費用は1,200万円とする。 5.サザエさんがマスオさんと結婚することになり、200万円を援助することにした。 6.住宅ローン(団体信用保険に加入)の残高は、2,500万円とする。 7.波平の死亡退職金見込額と、その他金融資産の合計額は1,500万円とする。 8.波平さんが死亡後にフネさんが受け取る公的年金等の総額は8,550万円とする。 |
回答 サザエさんが独立するまでの生活費 → 30万円*0.7*12ヶ月*22年=5,544万円 サザエさんが独立後のフネさんの生活費 → 30万円*0.5*12ヶ月*35年=6,300万円 遺族に必要な生活資金等の総額 → 5,544万円+6,300万円+波平の葬式代250万円+サザエさんの教育費 1,200万円+結婚援助金200万円=1億3,494万円 遺族の収入見込額 → 公的年金等の総額8,550万円+金融資産・退職金等1,500万円=1億50万円 必要保障額は 1億3,494万円ー1億50万円=3,444万円 ※サザエさんが生まれた頃に、父親の波平が死亡した場合に必要とされる保障額 |
必要保障額3000万とした場合の試算
オリックス生命の簡易シュミュレーションで試算(掛け捨て型の定期保険 ブリッジ)
30歳 男性 保険金額3,000万円 10年満了(10年ごとに必要保障額を見直すため)
年払い保険料は28,570円(1ヶ月あたり2,380円)
考えなくてはいけないのは、必要保障額は年々減少していくということだ。例えば子供が独立した時点や退職した時点でライフステージは大きく変わり、支出や収入が変化するため、見直しをした方が良い時期となる。
例えば子供が独立した時点で見直しをする場合
波平の末っ子のわかめが独立した時点で見直しをした場合
波平が死亡しフネさんに必要な生活費 → 30万円*0.5*12ヶ月*35年=6,300万
フネさんの公的年金収入 → 基礎年金8万円+遺族厚生年金9万円=17万円*12ヶ月*35年=7,140万円
この場合必要保障額は 総収入7,140万円ー総支出6,300万円=プラス840万円
この場合、必要額を収入が上回っているので、生命保険は必要ないということ。(この状態でも生命保険に加入してる人は多いものだ)
komaはリタイヤした時点で、生命保険(終身保険)を解約し、解約返戻金250万円を手にした。
間違ってはいけないことは、自分が死亡した場合、生命保険で遺族へ十分な生活費や資産を残したいと考え、必要以上に多額の保険に入ってしまうことだ。十分な生活費や資産を残したいなら、迷わずNISAへの投資をした方が有効だと思う。保険はあくまでも保険なので、最悪のリスクを取り除くため最低限の加入でよいのだ。
医療保険
もし病気やケガをして入院でもしたら? 莫大な治療費や入院費用が・・・
ガンにでもなってしまったら・・ 自分の体のことも当然心配だが、それ以上に治療費や入院費用・・先進治療をうけるにも高額な費用がかかるし・・
例)
夫:波平 妻:フネ
波平が病気にかかり1ヶ月(30日間)入院し、その後1ヶ月間(内5回通院)自宅療養した場合。
波平 65歳 無職 年金16万円/月額 男性 子供は独立済(サザエ、カツオ、わかめ)
フネ 65歳 無職 年金8万円/月額
1ヶ月の病院に支払った費用(入院費用含む)
・治療費:約10万円(3割負担後)
・食事代:約3万円
・差額ベッド代:約2万円
・その他(交通費、日用品等):約4万円
合計19万円(出所:生命保険文化センター)
波平 年金収入192万、フネ 年金収入96万円 合計288万円/年額 → 非課税世帯
高額医療費:低所得者 35,400円/1ヶ月あたりの医療費の自己負担限度額(70歳未満)
1ヶ月目還付される金額は10万円ー35,400円=64,600円(食事代、差額ベッド代、その他は対象外)
1ヶ月目の支払い:19万ー64,600円=123,400円
2ヶ月目還付される金額は5万円(治療費)ー35,400円=14,600円
2ヶ月目の支払い:35,400円 (自己負担限度額)
2ヶ月間でかかった費用合計19万円+5万円=合計24万円
還付される合計 64,600円+14,600円=79,200円
2ヶ月間に病院に支払った合計 24万円ー79,200円=160,800円
2ヶ月間でかかった費用は、還付金を除いて約16万円。保険でカバーすることを考えると16万円を入院日数30日で割返すと1日あたり5,333円になる。
例えば、県民共済:月掛け金2,000円の総合保障2型に加入した場合、入院1日あたり5000円、通院日数1日あたり1500円となるので
入院 5,000円*30日=150,000円
通院 1,500円*5日=7,500円
合計157,500円となり、ほぼカバーできてしまう!!
掛け金月額2000円で問題ないわけだ。しかも県民共済は剰余金が出た場合、年1回、還付金がある!
後記
komaは現在62歳。妻と二人暮らしである。末っ子が大学3年生で、現在千葉県に住んでいる。
3年前に会社を辞めた時に保険に見直しを行ったのだ。その頃はFP資格も無い頃で、保険に付いての知識もほぼゼロの状況。しかし毎月の保険料が重く、払い続けるのは難しいと判断し見直しする決断に至ったのだ。komaが入っていた保険は日本生命の終身保険に、色々と特約を付けたもので、年間36万円位支払っていたと思う。
見様見真似ねで必要補償額を算定し、生命保険は必要ないと判断し、医療保険だけ加入することにした。
加入した医療保険は県民共済保険の入院保障2型に新がん2型特約とした。掛け金は月額4000円
komaと妻で同じ保険に加入した。掛け金も同じ月額2000円だ。しかし保障内容がまったく違う!
カッコ内は妻の保障内容となっている。原因は至って簡単、年齢である。komaは62歳で妻の年齢は50歳。
60歳を越えるとリスクが高くなる分、掛け金が上がらないかわりに保障内容が下がってしまうのだ(T_T)
保障内容は事故・病気とも1日あたり7500円(1万円)、通院1500円、ガンの先進医療150万まで(300万円まで)+がん特約(ガンと診断されたら主契約にプラス):ガンと診断されたら50万円(100万円) 入院1日5000円(1万円)、通院3000円(5000円) 手術2万円〜20万円(4万円〜40万円) 先進医療200万円まで(300万まで)
夫婦二人で年間4000円*2名*12ヶ月=96,000円
還付金28,732円(2人分) 96,000円ー28,732円=67,268円(5,606円/月額)
最終的に 一人当たり33,634円 2803円/月額で上記の保障内容 十分じゃね!これで
そのうち時間が出来たら、保険の見直し業でもやってみようかにゃ。
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