年金生活が始まってからの取り崩し方

前回の復習
老後2000万円問題の考え方として→2000万➗30年=66万7000/が毎年不足となる
30年間、毎年66万7000円を取り崩すために3%で運用するとした場合の必要な元本は1307万となる。
65歳時点で1307万あれば、運用次第では老後2000万問題は解決できるのだ(理論上)
肝は運用しながら取り崩すことだ

運用は何歳まで続けるのか?

仮に2000万円を運用せずに毎年66万7000円を取り崩した場合 2000万➗66万7000円≒30年で資産が枯渇するが、
一方で2000万円を3%で運用しながら毎年66万7000円を取り崩した場合76年も持つことになるのだ!!
65歳から取り崩し始めて76年後は141歳になっている。残念だがそこまで長生きする人は現在も今後も出てくることはない

ただし、あくまでも平均3%での運用なので5%の年があるかもしれない。1%しか利益の出ない年だって、あるかもしれない。
下手したらマイナスの年だってあるかもしれないのだ。
毎年定額で取り崩していくとバランスが崩れ実際には当初の計画を下回る可能性もあるのだ(元本が減りすぎる)

そこでそれらのリスクを減らす方法として定額ではなく定率での取り崩しを勧めたい。
65歳以降3%での運用を目指し投資することは同じである。
取り崩すのは定額ではなく資産の4%を定率で引き出す!
取り崩すタイミングは好みで問題ないがkomaの場合は暦年(1/1〜12/31)で締め、年明けに1年分をファンド平均で取り崩し各月で均等割していくのが分かりやすいと思う。

〜例として〜
仮に65歳時点での資産が2000万円あるとした場合
3%の利回りと仮定すると2000万*3%=60万 2060万*4%=82万4000円を引き出す
2000万+60万ー82万4000円=1977万6000円(残高)

2年目の利回りが5%となった場合1977万6000円*5%=98万8800円 1980万+98万8800円=2078万8800円
2078万8800円*4%=83万1552円取り崩せる

3年目の利回りが1%となった場合1995万7248円*1%=19万9572円 1995万7248円+19万9572円=2015万6820円
2015万6820円*4%=80万6273円 残高1935万0547円

4年目利益が10%となってしまった。1935万0547*▲10%=▲193万5055円
1935万0547円-193万5055円=1741万5492円 1741万5492*4%=69万6620円 残高1671万8872円

2000万円の元本
1年目 利回り3%   取り崩し額82万4000円 残高1977万6000円
2年目 利回り5%   取り崩し額83万1552円 残高1995万7248円
3年目 利回り1%   取り崩し額80万6273円 残高1935万0547円
4年目 利回り▲10%   取り崩し額69万6620円 残高1671万8872円
利回りが悪い時は取り崩し額も我慢我慢・・額基準で取り崩すと残高が一気に減少することになるのだ!

※利回りが平均4%達成できると元本を減らさずに運用益だけでカバーできるようになる!
この概念で考えられたのがFIREである。

次回はFIREについて考えてみよう  つづく

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